ふりかえりと瞑想

ふりかえりと瞑想の関係について、考えていきたいと思います。

瞑想にも、様々な種類がありますが、今回は3つに大別しました。

1.無心になろうとする
2.何か決めたことに心を集中する
3.思い浮かぶままに任せる

今回は、特に「3.思い浮かぶままに任せる」に絞って話します。

実は、瞑想とふりかえりは、とても相性がよいのです。

例えば、15分間、目を閉じて、自然と頭に浮かんでくることをただただ感じる。という方法を毎日のふりかえりとして、取り入れている方もいらっしゃいます。

脳科学的には、シナプスが結合することで思考が生まれていると言われています。

普段の仕事や生活の中では、スケジュールやタスクリスト、スマホの通知、周囲の評価など、まるで津波のように情報が押し寄せてきて、片っ端から片付けることで精一杯になりがちです。

その状態では、脳は次から次へと入ってくる情報を、処理することで手一杯。自分の心を受け止めることはできません。

しかし、「何を考えなくてもOK!」という時間をつくり、目を閉じて自分の心に意識を向けてみてください。

目の前のやるべきこと達から離れて、自分が考えていること、意識していること、気付きなど、本当に心を向けたかったことが、浮かんでくるはずです。

情報の暴力から少し距離を取ることで、脳は自分が大事にしたいことを、優先的に思い出させてくれます。あなた自身の価値観にとって重要なこと、印象深い出来事、嬉しかったこと、楽しかったこと、大切にしたいこと、など。

本当は時間をかけて考えたいことなのに、普段は余裕がなくて考えられないことを、思い出す機会を作ることができます。

最初は何も思い浮かばないこともあります。目の前の仕事ばかり気になるかもしれません。もし何度も不安なイメージが浮かぶ時は、ノートに書いて頭の中から拾い出してあげます。

そうしていると、段々と自分の感情を感じられるようになってきます。

人は感情的な生き物です。社会の合理性に100%ついていくことは難しい。難しいけど、何とかしようと無理をしていると、自分の気持ちが分からなくなってきます。

何のための今なのか、目標を達成したその先には何があるのか、今は嬉しいのか、楽しいのか、それらを感じて理解できるようになってくると、日常に一本の芯が通るようになります。

質の高いふりかえりでは、この瞑想的なプロセスを踏んでいます。

そうして、「やらされている」から「自分で選んでいる」という実感に変わっていくのです。

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ここでは、私が考える”ふりかえり”について、書いています。
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最近、LINEの公式アカウントも作りました、ここでしか話せないことを書いていきたいと思います。

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